臨床工学技士が心を守るための「回復ルーティン」
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【目次】
1. はじめに
2. 夜勤明けにおすすめの回復ルーティン3選
2-1 無音・無刺激の15分
2-2 「わかってくれる人」に言葉を出す
2-3 3行だけの感謝と肯定メモ
3. まとめ:自分の心を戻す習慣を持とう
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1. はじめに
臨床工学技士の仕事は、日勤だけではありません。
当直、オンコール、交代勤務。
夜勤明けの朝、ぼんやりした頭と重たい体で帰路につくあの感覚。
それは「疲れた」という言葉だけでは片づけられない、深い消耗感を伴っています。
特に、緊急対応や命に関わる現場に関わる夜勤では、精神の張りつめ方が強く、
単に眠るだけでは心の疲れが取れないことがあります。
今回は、そんな勤務明けに「自分の心を戻す」ためのメンタルリセット習慣を3つ紹介します。
どれも、すぐに試せるシンプルなものです。
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2. 夜勤明けにおすすめの回復ルーティン3選
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2-1 無音・無刺激の15分
自宅に帰ったら、まずはテレビやスマホをつけずに、何もせず15分だけ座ってみてください。
目を閉じても、ぼーっとしていても大丈夫。
この「無音・無刺激」の時間が、張り詰めた神経をゆるめてくれます。
夜勤後は、情報や刺激を取り入れるより、むしろ遮断することが大切です。
脳が興奮状態から少しずつ落ち着くことで、眠りにも入りやすくなります。
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2-2 「わかってくれる人」に言葉を出す
勤務が終わったあと、誰かに少しでも言葉をかけてもらえると、不思議と心が軽くなります。
長い会話は必要ありません。
たとえば、「おつかれさま」「今日、大変だった」と一言だけでも口に出すだけで違います。
同僚やパートナー、家族に対して、感情を共有できる相手がいるだけで、孤独感が減ります。
もし周囲に話せる人がいない場合は、メモに書き出すだけでも効果があります。
「しんどかった」「よくがんばった」と自分に言葉をかけてみてください。
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2-3 3行だけの感謝と肯定メモ
夜勤明けは、気持ちが沈みがちになるものです。
そんな時におすすめなのが、感謝と肯定を意識的に言葉にする習慣です。
メモ帳やスマホに、その日あった良かったことを3行だけ書いてみましょう。
例:
・トラブルが起きたけど冷静に対応できた
・患者さんが穏やかに話してくれた
・後輩に一言アドバイスできた
ほんの少しのことで構いません。
この小さな記録が、「自分はよくやっている」と思える土台になります。
積み重ねることで、自信と安定感につながります。
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3. まとめ:自分の心を戻す習慣を持とう
夜勤明けは、身体だけでなく心も疲れています。
回復のためには、ただ眠るだけでは足りないと感じる日もあるかもしれません。
そんなときこそ、今日ご紹介したような「ちょっとした習慣」が力になります。
誰かと比べる必要はありません。
自分の心と向き合う時間を少しだけ確保して、次の日に備えてください。
明日も、無理なく働けるように。
臨床工学技士の夜勤明け・当直明けメンタルリセット法

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